オバマ氏がアメリカ合衆国第44代大統領に就任

間もなくバラク・オバマの就任演説が始まる。気になって(寝ないで)テレビをつけているのだが。

20日東京新聞の朝刊トップに、「厳戒『オバマ大統領』」という囲み記事の中に、次のような文章があった。

投入される警備要員は警察官25,000人、米兵7,500人、州兵10,000人など。5トン分の防弾強化プラスチックを用意し、5,265台の監視カメラを稼働させ、約1キロ離れた場所からコーヒー皿を撃ち抜く訓練を積んだ狙撃手を配置するという。

ゴルゴ13の射撃に関する超絶技巧の中で、特に印象に残っているのは、「アットピンホール」だ(リイド社刊7巻所収)。ここで、ゴルゴはアメリカでも屈指の銃のハンドメーカーであるデイブ・マッカートニーにカスタム銃の制作を依頼する。デイブがターゲットを訊き、ゴルゴが「1キロ先のフットボールだ」と答えると、デイブは「おおっ、クレージー!!」と叫ぶ。「ロケット弾だって1キロ先のフットボールに命中させるほどの精度は持ち合わせていない!」と。

この話が発表されたのは1971年、40年近くも前だ。その間の武器の精度向上はあるだろうが、コーヒー皿はフットボールよりもずっと小さい。それを撃ち抜くことが可能なスナイパーは、世界に何人もいるまい。そう、合衆国は、どうやらゴルゴ13を雇ったようだ。