それは悪いことなのか

小学生の5〜6年生の時の担任の先生は、「掃除というのは、みんなの教室を、気持ちよく使えるようにするためにするもの。一所懸命掃除をして、いつもきれいな教室だと、みんながいい気持ちになる」というようなことを繰り返し教えてくれた。そのため、僕らはみな一所懸命掃除をし、掃除の時間でなくても、ゴミが落ちていれば拾い、整理・整頓に努めたものだ。そういうのを先生はよく見ていて、すぐに褒めてくれるので、ますます張り切って励むのだった。

中学生になったら、たとえば遅刻を繰り返す生徒に対して、「罰として何処そこの掃除を一週間!」などと言いつけるのを聞いて、びっくりし、また腹が立ったことを覚えている。掃除というのは、悪いことをした罰として、させられるものなのか!? と。だから掃除の時間にサボる生徒が続出するんだ。