松中の三冠王の可能性

9月23日、ホークス対ライオンズ、先発したホークス杉内は5回2/3を投げて自責点1で18勝目をあげた。ライオンズよ、最多勝争いをしている相手に勝ち星を献上してどうするんだ。これで絶対に西口は負けられないぞ、と思ったら、翌24日、同じくホークス戦、西口が先発したもののライオンズはリードが奪えない。9回裏に逆転してチームは勝ったものの、西口に勝ち星はつかず、17勝止まり。

残り試合(この時点で3)を考えれば、杉内の単独最多勝は決まりだろう。9回27人をノーヒットに抑える快投を1シーズンに二度も演じながら、最多勝防御率もタイトルを獲得できず、無冠に終わるのは寂しい。それとも、最終戦(28日)に中3日で出てくるか?

ところで、昨年三冠王の松中が、今年も奮闘している。45本塁打は自己最多、119打点は昨年の120にあと1。二位はともにチームメイトのズレータだが、40本、95打点とかなり差をつけているから、二冠王は確定だ。一般に長打力のあるパワーヒッターは、確実性が今ひとつということが多いが、彼は打率もいい。現在、476打数150安打で.315。これは三位だが、トップの和田一浩は475打数153安打の.322とほとんど差がない。残り試合はともに2。和田が8-0で松中が7-3だと、両者483打数153安打.317で同率首位になるが……

オリオンズの落合博満は二年連続三冠王を獲得したあと、ドラゴンズへ移籍し、「4割打って三冠王」を公約とした。が、その後の彼は一流の成績ではあったけれど、二度と三冠王を獲得するどころか、三冠王を狙うチャンスすらなかった。松中へ。今年ダメならまた来年頑張ろうと思うかも知れないが、三冠王を狙えるチャンスは、二度と訪れないと考えた方がいい。