iPhoneを機種変更した

しばらく前から、iPadを買い直したい、でもiPhoneもほしい、両方同時は無理であれこれ悩んでいたのである。

iPadを買った主要な理由は、大きな画面で写真を見たい、というものだった。確かに大きな画面で見る写真はきれいだったが(もちろん、元が良ければ、であるが)、使っているうちに電子書籍に比重が移っていった。

本はよく読むが、自宅には狭い部屋に大量に書籍があふれ、散らかっているのが片付かず、新たに本を買っても置き場所がない、といって古い本もなかなか処分する気になれない、というジレンマの中、電子書籍をいろいろ試していた。iPhoneで見ていた時は、こんなの話にならないと感じていたのだが、iPadで見る電子書籍は悪くない。いや、意外といけることがわかった。それは、本の手触りに勝るものはないけれど、とにかくスペースの問題が解決するメリットを考えると、十分我慢できるレベルだと思われた。

以後、購入する書籍はすべてKindleに切り替え。どうしても読みたくて、Kindleでは扱っていない本を2冊ほど書店で購入したが、あとはすべてKindleにした。特に漫画に関しては、書籍で持っている本を少しずつKindleに買い換える作戦も進め、気づいたら163冊(7月末実現在)。

買い直してみると、自分が持っている本と電子書籍では微妙に(もしくは大胆に)内容が違っていたり、品質があまりにも悪かったりで、とても元の本を処分する気になれず、これは捨ててもいいやと思った本に限って所在が不明(押入れの奥にあるはずだが、捜索する気も起きない)であるなどの理由で、いまだに一冊も捨てられていないのだが、それはともかく。

100冊を超えた辺りから(Kindleは合計冊数が表示されないため、このあたりは適当だが)ディスク容量をどんどん圧迫し始めた。仕方がないので動画のデータを消し、適当にダウンロードしていたアプリも必要なもの以外は消し、そうやってディスク容量を確保していたが、それもすぐに限界が来てしまい、ついにダウンロードしたKindle本のうち、当分読み返すことのなさそうな本を削除して次をダウンロードする、といういわば自転車操業を始めていた。しかし「当分読み返すことはなさそう」と思った本に限ってすぐに読みたくなってしまうのがマーフィーの法則である。そのたびに別のを消していちいちダウンロードし直すという面倒なことを行ない、いらいらしていた。そんなわけでもっとディスク容量の大きいものに換えたかったのだ。

iPhoneは、既に4年経つから換えたいのは山々なのだが、iPadを購入したことで、ゲームなどはiPadでやることが多くなり、電話とメッセージのやりとりが中心になっていたため、我慢しろと言われれば我慢できる状況ではあった。とはいえ出歩くことの多い自分にとって、マップ検索や乗換え検索などは頻繁に使う。これが遅いのはイライラさせられていたのも事実だ。

iPadを失ってみて、これはiPadを買い直せという啓示ではないかと思ったのだが、3日考えて、iPhoneを新しくすればiPadはいらなくなるのではないだろうか、という結論に達し、ビックカメラに向かったのである。

当初は6plusを視野に入れていたのだが、店頭で実際に比べてみて、

  1. plusの方が画面サイズがが大きいのは事実だが、スクリーンの縦横比の違いから、本の表示の大きさはそれほど変わらない(デモ機種のすべてに「宇宙兄弟」がインストールされていて助かった)
  2. plusは胸ポケットに入らない。これだと電話機として意味がない

の2点からiPhone6に決めた。もちろんディスクは128GBである。正直なところ、128でもすぐに一杯になりそうな気がするが、今のところこれが最大なのでやむを得ない。もっと大容量のディスクを、というより、メモリカードのようなものがなぜ利用できないのか理解に苦しむ。

とはいえ、新機種を手に入れた。やはり新しいものはいい。一緒に買ったカバーは、安かったが、丈夫で、色合いも上品。とても満足している。

LEPLUS iPhone 6 [GUARD CLEAR] 極厚2.0mm TPUケース クリア LP-IP64GCCL

LEPLUS iPhone 6 [GUARD CLEAR] 極厚2.0mm TPUケース クリア LP-IP64GCCL

過去記事